代表者:ディラハン・デラモンド公爵
面積:2.02k㎡
人口:3万程度
建国記念日:4月24日
本国は本来「砦」というモチーフのもと作られた人工の島である。故に空爆対策特化の化学シールドに囲まれており、特別な小型チップを携帯した船または小型航空機、もしくは要塞の管理者であるデラモンド家から発行される電子許可証を所持した者しか入国できない。
土や家畜が少ないため国民はその8割が輸入品に頼った生活をしているが、自給自足のための技術は日々発展している。外観は小さな倉庫や家、研究施設が山のように積み上げられた、ひとつの大きな鉄の城のような見た目。
実際に|宮殿《パラゾ》と呼ばれているのは中心の僅かな地域のみで、そこには公爵家が住んでいる。
バドム公国はディーデルの祖父ダミアンが一代で築き上げた科学者のための研究施設である。貴族であり、研究者であり、芸術家であり、また建築家でもあった彼は、個の興味を尊重し研究者が研究者であれるための施設として「海上要塞バドム」という作品名のミュージアムを同士と共に建設した。
バドムは製作者の意図した通り多くの未来ある若者の夢を支える場所となり、建立から|WWⅢ《第三次世界大戦》に至るまで後の人類史に欠かせないとされる数多くの発見と栄誉ある化学賞の受賞者を生み出した。当時の世界最高連合組織はこの功績を称えて領土のないバドムを国として認可。
責任者であるダミアンを政治の要とし、バドムは公国として独立していくこととなる。